経営者の性格・考え方は「財務」にすべて表れる

2018年7月31日配信

カテゴリ:
経営

いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の米田です。

「財務」を見て、興味ないです…と、このメールを絶対に閉じないでくださいね。笑

私からは、メルマガでよく配信されるマーケティング等についてではなく、財務について皆様に情報を届けたいと思います。

このメルマガを通して、皆様が今後より発展していくために、「自身の経営」を客観的に見るための情報として、お役立ていただければ幸いでございます。

不定期開催の「財務シリーズ」にてお届けします。

全8シリーズの今日は1回目となります。
本日のテーマは【「財務」にすべてが表れる】です。

バックナンバーはコチラ!
https://funai-healthcare.funaisoken.co.jp/column/consultant-blog/2250/

整骨院をはじめ、全ての企業は人とお金がないと成り立ちません。
逆に言うと、人とお金があれば企業は存続可能になります。赤字でもお金があれば存続は可能です。

個人の生活費と同様に、企業も「お金」が重要になります。
従業員という立場ですと、毎月一定額が会社から給与として支給されるので、企業のお金についてそこまで気にしないと思いますが、社長は常に会社の財務と向き合わないといけません。

「お金」はどの整骨院でも重要ですが、「お金の使い方」は整骨院によって様々です。
私の前職は税理士法人ですが、お金の使い方に関しては、業種問わず、やはり代表の考え方(経営の仕方)が大きく影響します。

今回、皆様にお伝えしたいのは、
財務から見える「業績の伸びる整骨院=業績の伸びる判断基準×高頻度」です。

業績が伸びる院と、伸びない院の財務には、明らかな違いがあります。
そして財務を見れば経営者の考え方が面白いことにある程度分かります。
企業の血液として存在する「お金」を客観視できる「財務」には正直に表れてしまうのです。

治療技術にとことんこだわりたい方、治療技術は下限品質を保ちながら整骨院を大きくしていきたい方、慎重派な方、おおざっぱな方、従業員の事を考えている方、院長自身の生活水準を上げたい方など、だいたい財務を見れば分かります。

ここでポイントとなるのが、自分、会社が目指したい理想像、目標とする姿と実際のお金の使い方が合っているかという点です。

経営をしていれば、組織の未来、税金対策、目の前の課題、給与、借入などお金の使い方に対して様々な判断を迫られます。
その時々における「社長の判断基準」の積み重ねが今となります。

現状と理想にギャップを感じられている方は、その「判断基準」が間違っている可能性があります。
正しい「業績の伸びる判断基準」を身に付ける必要があります。

そして、その判断基準によって動かされたお金の「最終的な形」を見る必要があります。

・業績を上げたいからセミナー費用は惜しみません。
・保険に入ると節税できるみたいなので保険に加入しました。
・税理士に任せているので大丈夫だと思います。
・スタッフに頑張ってほしいので、給与を多めに出しています。etc..

財務は正直です。2~3年前の財務の姿と今の財務の姿を見てみて下さい。
絶対額は変わったかも知れませんが、内容は変わっていますでしょうか?

損益計算書(P/L)で例えると、固定費の部分です。
整骨院の場合、主に固定費は人件費、家賃が大部分を占めてくると思います。
その他に、光熱費や旅費などの固定費が発生します。

業績が伸びない院の特徴として、固定費の内容が基本的にずっと(数年)変わらないのが特徴的です。売上が下がれば所得は減り、上がれば所得は増加する。所得に少し余裕が出たら税金対策をする。苦しい時は自分の生活費を少し我慢する。この推移をずっと眺めているような感じがします。

業績が伸びる院は違います。特に固定費の内、「費用」ではなく「投資(生産性コスト)」となる部分の売上対比の割合が高い傾向にあります。
実は固定費は、「費用」と「投資」に分類されます。
詳しくは、シリーズ4の「意思決定を左右する4つのコスト分類」でご説明させて頂きますが、簡単にいうと「費用」は消費されるもので、「投資」は、結果として売上を上げるもの、取り組みに対するお金です。

前者と後者では、何が異なるのか?
お金の使い方が異なるのはもちろんですが、それ以上に「成長するための機会」の絶対数(頻度)が異なります。

投資をすると、費用対効果、投資対効果を判断する「機会」が必然と増えます。
逆に、投資をしなければ、費用対効果、投資対効果を判断する必要がありません。

実はこれが、お金の使い方から見える「最も大きな違い」なのです。

経営者にとって、判断の数(頻度)が減ることは楽なことです。

先ほど、業績が伸びない院の特徴は、固定費の内容がずっと一定と記載しましたが、それは判断の数(頻度)が少ないという裏返しになります。
判断の機会(頻度)が少ない整骨院は、成長していない、成長できない可能性がとても高いです。

お金は限られた資源です。お金をいかにうまく活用するか。とても大切なことです。

「業績の伸びる整骨院=業績の伸びる判断基準×高頻度」

あなたの院では、この方程式がしっかりと成り立っていますでしょうか?

是非「財務シリーズ」メルマガを通して、皆様とご自身の財務について一緒に考えていきたいと思います。

次回、「税理士の考えを鵜呑みするリスク」について配信させて頂きます。

お読みいただきありがとうございました。

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